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二人乗り自転車タンデムで夫婦世界旅行後は、長野県は白馬村へ移住。 現在は、就農し『倉リ(くらり)農園』を2019年春に開園! 農業だけでなく、古民家再生、ログハウス建築、サイクリング、スキースノボー、ボルダリング、釣り、etc,,,と新しい地で大忙しな毎日。 あ、育児も大忙し…

2012/01/31

【osorno】パタゴニア脱出のバスに自転車が積めない!?

待ちに待った、パタゴニア脱出の朝です。
このバスにのれば、まだパタゴニア北部とはいえ、普通の街なosornoオソルノです。

うれしいような、パタゴニアが終わってしまうのが悲しいような、、、、。
だらだら生活が恋しいような?


9時発ですが、自転車をバラす時間なども考えて8時には宿の皆さんにバイバイって出発。
ほんとパタゴニア最後の宿はアットホームでした。

自転車をばらして、荷物はバス移動用。
あとは、自転車代がいくらになるかだけだ。

チケット売り場で言われたように、無料にならないかなぁ、、、。

と、バスは8時半にはバスが到着。
いつもぎりぎりに来るチリのバスにしては優秀です。

乗客もかなり早い時間からスタンバイしてたので、アレナスではこれくらいの時間なのかな?
まぁターミナルがないので、早く着いてくれてうれしいものです。

さぁ問題の自転車を積むときがきました。
これが終わらないと安心できない。

しかし、今まで普通に乗せてここまで来てるので、積むのには問題ないだろう。
問題は料金である。

が、先に遠くまで行く人の荷物から積んでいくのは理解できる。
しかし自転車を先に積まないと、自転車が入らなくなってしまう。


で、ここで荷物積み係りと運転手がとんでもないこと一言を言う。
「自転車は積めない!」

は?
荷台はまだまだ空いてるじゃないか!
今までだって、問題なく積んでる。
もちろん、大きすぎて自転車が積めないと拒否されてもいい様に、過去の積んだ荷台画像を用意している。


どうだ!ちゃんとタンデムだって荷台に入るんだぞ!

しかし運転手が「14」としきりにアピール。
自分のスペイン語では、理解できないし、誰も英語もできない。

仕方なく、みんなで、目の前のオフィスへ。


パソコンを使って、翻訳してくれるらしい。
で、翻訳した文章は、、、、中国語!!!!
中国人じゃねーつの、理解できるか!!(理解できるけど勘違いされたのが嫌なので)
英語にしてくれ。


翻訳の結果、どうやらこれから行く国境までに14人の途中乗車の客がいるらしい。
なので、運ちゃんが言うには、
「彼らの荷物が積めないので、自転車はここからは積めない。
しかし、明後日の便なら空きがあるから、チケットを振替できる。問題はない!」


おおーい、ちょっと待って?
後からの荷物が積めないならわかるけど、先に乗車の我々より、後続の人が優先なのか?
しかもチケット購入時に、ここは証拠として、チケットにも自転車込みであることを書いてもらっている。

我々が自転車を積むことはわかってたんじゃないのか?


って、口論してもラチがあかないのはわかってる。

なら、積んでやれ。
自分で積んで自転車の方が小さいことをアピールするしかない。
我々の預け荷物は二人で自転車と、バックパックの合計2個だけだ。
よっぽど他の人のバックの方が大きいぞ。意外と自転車は横幅なくてかさばらないんだから!


と、ジェスチャーでアピールしながら、強引に積んでしまう!
なんせこちらは1週間も待った挙句、ハイ、乗れません!!じゃ納得できないし、
明後日の便だって、違う運転者が、また同じ事を言うかもしれない。


強引に積み込んだ後も、オフィスでお話合い。
最後は運転手同士が話しあってたが、スペイン語のわからない我々にはさっぱり。
だた、フロントの荷物入れを使うか?みたいな会話してた感じ。

出発の9時を回って、運ちゃんも出発するとの事。

強引に自転車も乗せて出発だ。
このごたごたで、自転車代より、乗せれるか、無理かで、
自転車代など両方で完全にすっ飛んでる。


※実際、他にも荷台スペースがあり、そこに残り14人分の荷物も入った。


途中で乗客がのってくるので、始発時はガラガラ。

すみません、、、出発が遅れたのは我々のせいです、、、。
でもよかった。無事自転車ともども出発できて。

最後の最後まで楽にはさせてくれない。
ほんと大変だったなぁ、、、パタゴニア。いろいろな意味で。

出発するとすぐにスナックのサービス。

1時間くらいで、アルゼンチンとの国境へ。
チリ側にあるイミグレは渋滞。

これじゃいつ出発できるんだとと思ったら、そこは素通りで、アルゼンチン側にあるイミグレに。

ここで、数人乗り込んできたが、荷物は問題なく、みんな積めた。


チリ側のイミグレを素通りした理由がわかった。
いつも、両国のイミグレ間が距離がある。下手すると数十キロは当たり前。

それが、この国境では、チリの係員とアルゼンチンの係員が隣に座っている。
つまり、チリ出国の真横で、アルゼンチンの入国が行われる。

なんて画期的なイミグレなんだ!
やればできるじゃないか、チリとアルゼンチン!

お互い制服が違うので面白い。これは両国とも同じ言語ならではのできる技だ。
ぜひ他国も導入してほしい陸路国境イミグレだ。
まぁその前にチリもアルゼンチンもお互いの国境は全部このスタイルにしてくれ!


チリからチリに戻るので、その間荷台は封印される。

でも、乗客は、普通にパスポートにスタンプ押される。
ある意味トランジットなアルゼンチン。90日とかスタンプいらないんじゃ?
そしてチリ出国⇒アルゼンチン入国⇒アルゼンチン出国⇒チリ入国とたった2日で4スタンプ。
おかげでパスポートが1ページすっ飛ぶ。

約小一時間でイミグレを出発。
画期的なイミグレで空いてても結局時間かかるんかい!

イミグレ後にでてきた、サービスのサンドイッチ1個、、、わびしい。
食べものは持参にかぎる。


アルゼンチンの荒野をひたすら突き進む。

こちらサイドを走ってたら、毎日景色変わらないだろうなぁ、、、。


22時に寄った街で夕食休憩。
チリペソが使えたが、4000チリペソでポテトとチキンの定食。
隣のガススタの商店ではカードが使えるようだ。
まぁ値段は高いけど。

1時間以上休憩して、外は真っ暗に。
あとは、漆黒をバスは爆走。こちらは、久しぶりの夜行バスなのに爆睡。


朝、気づいたら景色が荒野から、山と湖に変わっていた。
もうバリローチェが近いのだろうか?

湖湖畔のきれいな景色を抜け10時半にアルゼンチンの国境へ。
出国はすぐに終わった。

ここの国境は残念ながら画期的なイミグレではなかった。

当初の予定では、イミグレで降りて、バリローチェに行こうと思っていた。
今回は時間がなくなってしまったのでパスだが、アルゼンチン側のイミグレで下車できたのか?
それともチリ側イミグレでないと下車できなかったのか?


チリ側イミグレ。

もし、チリ側イミグレしか下車できなかったら、どの道バリローチェは行かなかったかもしれない。
まぁーーーた、このイミグレ同士の緩和帯が長いこと長いこと。
バスで30分以上。しかもずっと下り!

アルゼンチン側が峠なら、チリ側が下りきった場所にイミグレ。
また、この道を登るのかと思うと、、、結局バリローチェには行かなかっただろうな。


チリ側は相変わらず、厳しい荷物チェック。
普通は手荷物、預け荷物とすべて犬の前へ。
ここでは、x線ではなく、犬チェックだ。

それでも、荷台が封印してあった我々のバスは、手荷物チェックだけだったので、他のバスよりは時間短縮で通過できたと思う。
それでの1時間以上かかってやっと出発。

この国境あたりは噴火の影響で、一面火山灰だらけ。
道路も山も木々も雪が積もったかのように真っ白。

チリ側は国境をこえたらすぐに交通の要のosornoオソルノだ。


14時すぎに、無事オソルノのバスターミナルへ到着。
バスはこのまま、プエルトモン、チロエ島へと行く。

我々はサンティアゴへの乗り換えのため、ここで下車。
ここまでは約30時間の旅であった。

特に見所のない街だが、交通の要なため、街は大きい。

バスは快適であったが、時間さえあれば、再度プエルトモンで、海鮮でも食べてから、サンティアゴに北上したかった。
もしくは、オソルノに一泊でもできれば体は楽だっただろう。
バスターミナルの駐車場裏にもホスペダヒの看板見えたし、ターミナル正面にも、横の大型スーパーの横にもホスペダヒはあった。


だが、今回は強行軍で移動。
パタゴニア脱出に時間がかかり、今後の日程に余裕がないので、このまま21時発の夜行でサンティアゴを目指す。
チケットはアレナスで一緒に購入済み。ここからサンティアゴまでは15000チリペソ。

ここからサンティアゴ行きは多いので、休み前でもない限りチケットは買えそうだったが、
ここは安全策でアレナスで一括購入。

しかし乗り換えまで約6時間。
しかし、ターミナル横には大型スーパーlider。
さらに、行けばbiggerスーパーと買出しには困らない。そしてbiggerの向かえには、パパスフリット(ポテト)屋。
プエルトモンが近いのか、ここでも、安くて大量。
これで1500チリペソなら安いでしょ?

このターミナルにwifiでもあればと思ったが、ネット屋しかなかった。
しかし何気に6時間の待ち時間はあっという間に過ぎた。


待ち時間中に、カヤックを持参してる旅行者発見。
タンデムより大きいでしょ?それ。
バリローチェに行くようだが、乗せれるのか、同じ悩みを持つ者としては気になる。

が、すんなり入った。自前カヤックをバスで運べるんだなぁ、、、。

まぁアルゼンチンのバスだ、この後いくら荷物代とられたのやら、、、、。

人の心配をしている間にも、我々のバスが出発時刻過ぎにやってきた。
始発はプエルトモンかさらに南か、かなりの乗客が乗っていたが、半分くらいここオソルノで下車した。

始発でないので、ちょっと心配だった荷台は余裕に。

我々の自転車は、アレナスの時とは違い、あっさり積み込み。

反対側。
他の人の荷物も少ないから楽に積み込み。

と思ったら、野外用大型テントを何本も積もうとしてる人がいた。
タンデムよりも長く物理的に荷台に入る大きさではないので、あきらめてた。

カヤックもタンデムもそうだが、大型荷物持参でのバス移動に関しては大きさより、長さのほうが重要かもしれない。



ちなみに自転車代は乗車後に請求されたが、
チケットに書いてもらった「自転車込み」の但し書きが効力を発揮!
無事追加料金払わず。



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2012/01/30

【punta-arenas】やはり自転車じゃなくてご飯ですか?

さて、昨夜は盛り上がって、朝は誰も起きてこないかと思いきや、、、
結構皆さん普通に起床してました。

ただ、ダビ弟はそのままクラブに行き帰って来ないそうな。
おかげで、普段は掃除係りの弟がいないので、ダビは眠そうに片付けとしてた。


さすがにお肉をたくさん食べたので、お昼は野菜炊き込みご飯で。



夕食は、ウインナー茹でてみました。

そこに、夕べも疲れれてるだろうに、自炊してるダビの姿が。
で、我々もおすそ分けしてももらった、スープ。

で、、、!!!!!

美味い!
海草が入ってるからか、懐かしい味だ!
昆布の出汁のでたスープといった感じ。

飲みすぎな胃にはちょうどいい!うーん、チリは日本に近いとホント思う今日この頃です。


って、またワイン飲んでますけどね。

今夜はちゃんとデザートも作りましたよって事で。

しかし、ウシュアイアに続けて食べてばかりです。
いつ自転車に乗ってるんだって、乗ってないですね。まったく。
食べてばかりです。

いやー、食材もいいチリ。
いい宿だし、あっという間の1週間でした。


明日にはついに、ついに!!
パタゴニア脱出です!

って、自転車があるのでまだまだ不安なんですけどね、、、。







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2012/01/29

【punta-arenas】極上アサードBBQ、過去最高の味!

前回のうどん大会で、パーティー魂に火がついてしまったのか、
ダビが突然、今日はBBQをする!と言い出した。

羊のBBQはちょっと値段がはるので、みんなで割るとしても4000チリペソ一人でできるとの事。
スーパーで40000チリペソで羊が売ってたが、一人頭の計算が足りなくないか?ダビ?

パーティーはうれしいが、ちょっと宿の経営を心配してしまう。



で、どこでBBQやるのかと思いきや、裏庭をならしだして、BBQ場作り出した。

ウシュアイアで、アサード大会のイメージが強かったので、BBQセットでもあるのかと思いきや、
直火で、まず薪から炭を作るらしい。

19時にスタートした火おこし、、、、何時に食えるんだ?これ。

そうなると、始まるのが、飲み!

こちらの代表的飲み物、ピスコ。アルコール度数35度。
コーラでこちらの人は割って飲む。

そのままロックでもおいしい。もっと寝かしたピスコはウイスキーの様でうまいらしい。
これでも十分な値段なピスコ。


これを焚き火見ながら飲み会が始まる。
この辺が、準備周到な日本人の行うアサードと、ノリが重要な外人の行うアサードの違いか。

言いだしっぺのダビは飲みまくってるけど、今日来たスイス人のお父さんが慣れた手つきで、薪をくべていく。
さすがスイス人(?)。薪の扱いは慣れてらっしゃいます。

まったくバラバラなのに、誰かしらがそれぞれ得意分野を発揮し、最後はちゃんと、目的にたどり着くのが、海外スタイル!


ここでは日本人は見守るスタイルで。
hirokazuは飲みまくりスタイルでしたが、、、

薪がだいぶ炭になったところで、羊登場。
塩を塗りつけていきます。


で、串焼きにするわけですが、、、、、

あれ?串どこ?
前回使った串がこの辺に転がってるかと、、、、とみんなで大捜索も見つからず。

じゃ、作るか!って事で、また行き当たりばったりなBBQ本領発揮です。

ここでも、誰かしらが、キコキコと串作り。

無事串焼きに。
これを、、、、

火にセットして、、、、

酒のみながら、くるくる焼いていきます。

ここまで時はすでに、22時です、、、、腹減った、、、、。


そしてこれが、ウシュアイアでは見なかった、なぞの調味料。
BBQ中の羊にハーブの葉を使って塗りつけていく。

液体はガーリックに調味料に、、、?


火の調整中。
炭じゃないと、丸焦げになる。

こちらも見守って酒だけのむチームのオージー。

焚き火でお酒ってのはオツですな、、、、

陽の長いパタゴニアですら夕日ですよ!まだぁダビ?

さすがにみんなおなか空いてきたのか、チョリソーを出してきた。

やっぱ、ウシュアイアのアサードと同じで、チョリソー食いながら、羊を待つのか!

チョリソー焼ける前に、陽が沈み、真っ暗に、、、、。
11時過ぎです。

とりあえず、チョリパンで腹を持たす。

さすがにすきっ腹でアルコールは酔っ払う。
チリ人がピスコ持ってきて、
スイス人はワインを持ってくる。

完全に酒盛り大会になってしまった。


となると、こうなりますよね?

焚き火囲んで音楽大会。

ダビの演奏がこだまする、、、、。


で!!!!!
待ちに待った羊完成です!

もう日付変わっちゃいました。12時過ぎ、、、、。



羊をさばいて、、、

手際よく、テーブルを盛り付けていきます。

このへんが、どんな回り道をしても、目的地にしっかり着く外人パターンの所以である。

さあさあやっと完成です。

5時間待って待ち続けてのアサードは美味いに決まってる!

バラバラで行動してたみんながあっという間に大終結!
皆さんぺこぺこですから!

で、お味は、、、、

美味い!
そしてごめんなさい、ウシュアイア!
ウシュアイアよりうまいゾ!
ニュージーに滞在経験のある、日本人夫妻も、ニュージーより美味いと絶賛。

ウシュアイアの羊も美味かったが、この羊はまったく臭みがない。
やわらかい。なぞの調味料が利いてるのか味がもう最高にうまい。


なにより、みんな、長時間待たされて、空腹だというのが、最大の理由かもしれない!

散々飲みまくってますが、
ここで、ダビ家手作りのビール登場。

ビール販売もしてるんですね。この宿。
そして多才だぞダビ。

もちろん味はそれぞれ違う味、濃厚でうまい!


トドメデス!!

最後はサーモンセビッチェ!
レストランで働いてるというダビの奥さんがお店から持ってきてくれたとの事。
脂っこい肉から、一気にレモン風味のあっさり味へ。


もう、、、、満足です!
ピスコから始まりワイン、ビールと行き、チョリソーも羊もサーモンも美味かった、、、、。


気づけば酔いつぶれて朝でした。
ちなみに宴会はこの後も夜中3時過ぎまで続いたそうな、、、、。








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